

プロジェクト・エニーには、次世代人的資本への取り組みに賛同した多くのパートナーが参画しています。
彼らの考え方や、プロジェクトに参画した理由について知ることのできるインタビューです。

人的資本経営におけるエンゲージメントの高め方と対話
従業員一人一人の知的能力やエンゲージメント、マネジメント能力、暗黙知などのケイパビリティやそれらを維持発展させる方法論こそが、差別化を図るものであり、競合他社では模倣しづらい独自の強みとなります。会社独自のビジネスモデルやパーパス、ビジョン、コアバリューと密接に結びついたものであればあるほど、成功事例を他社がコピーしたところで同様の成果は得られにくいという意味で、模倣困難性が高く、それ故に競争優位の源泉になっていると言えるでしょう。そしてこれらの人的資本を高めるために、関連が深いものの一つが従業員にとっての「エンゲージメント」です。・・・
和田 彰 / Wada Akira
株式会社和田経営人事研究所、代表取締役。「働きがい」に関する調査を世界約100か国で展開するGPTW(Great Place to Work®)ジャパン元代表。日系メーカー、米系コンサルティングファーム、リクルートマネジメントソリューションズ等にて、一貫して従業員の視点を重視した人事制度設計や組織開発、およびコンサルテーションを推進。その後独立し、株式会社和田経営人事研究所を起業。


プロジェクト・エニーには、無視できない大きなパワーがある
バブル崩壊後、失われた30年の中でかつてのように社会全体で所得が向上すれば、現役世代の負担増加も可能かもしれませんが、それも難しい中で何とかしなければならないと、ずっと考えていました。今日の日本はシルバー至上主義でとてもありがたいのですが、今何とかしないとどこかで必ず破裂すると考えている中で「any」の案内を受けました。特に「6.9人で1人の若者を支える」というコンセプトに大変共感し、参画を決めました。・・・
金子 武美 / Kaneko Takemi
1974年一橋大学商学部卒業後、丸紅株式会社にて財務・経理業務に従事。その後、丸紅欧州会社CFOや丸紅フィナンシャルサービス株式会社代表取締役社長を経て、株式会社ゼンショーホールディングス取締役CFOに就任。その後、ハウスメーカーなどを経て、2022年にany個人パートナーとして参画。

成長する企業を調査する中で見つけた「プロジェクト・エニー」
現職のアセット・マネジメント会社においては、投資対象となる日本企業の調査を行っており、「成長する企業・稼ぐ力がある企業はどれだろう?」ということを日々念頭に置いています。調査の過程で、企業には「モノ・カネ・情報・時間」といった経営資源があると思うのですが、その資源の根底となっているのはやはり経営者であり従業員であり「人財」が最も重要な資源であるということを実感しています。・・・
Shimada Makiko / 島田 真己子
2017年東京大学経済学部卒業後、ゴールドマン・サックス証券株式会社投資銀行部門にて企業のM&A助言業務等に従事。2021年より英国のアセット・マネジメント会社であるアセット・バリュー・インベスターズ・リミテッドに日本株アナリストとして勤務。2022年、anyに個人パートナーとして参加。

企業の人的資本の拡充に「プロジェクト・エニー」
私自身、新任役員のアセスメントやコーチングを提供する中で、受け手からもっと若い時に受けたかった、という声をよく耳にします。会社の中では比較的若い部類の部長・課長に提供した際も、やはり、若い時に知りたかったという声を頂戴します。そうすると、やはり社会人になる前から自分軸を持つことがすごく大切だということになります。個人が軸を持つことは、企業にとっても個人にとっても大切なことです。anyはいち早くそれを実現しているのを知り、パートナーになることを決めました。・・・
Seno Teruo / 妹尾 輝男
1975年、横浜国立大学経営学部卒業。スタンフォード大学経営大学院卒業(MBA取得)後、ベイン・アンド・カンパニーでコンサルタントに従事。その後、コーン・フェリー日本法人代表取締役社長・会長を経て現・同社特別顧問。全社会人6.9人で1人の若者を支え、anyを届けるという発想の転換に、これからの教育の新しい可能性を感じ、2022年5月、anyの共創パートナーに参画。

イノベーションを生み出す創造的正当化と自分軸
何もしなければ変わるのは20人に1人もいないかもしれませんが、その割合が増えるので。もともと、自分自身は何者なのか、ということを高校時代とかに考えている人は多いと思います。ただ、それを最後まで考えきる機会がなく大学生活を送って、惰性で社会人になる人も多いわけです。そうした人の一部でも、最後まで考えきり、当面はこうだ、5年・10年はこれをやっていくんだと決められるようになるのは、大きなこと。全員がイノベーターになる必要はないので。一人でも増えたら大きなことです。・・・
Aoshima Yaichi / 青島 矢一
1987年一橋大学商学部卒業。1989年同大学大学院商学研究科修士課程修了。1996年マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院博士課程修了。Ph.D.(経営学)取得。一橋大学産業経営研究所専任講師を経て、1999年一橋大学イノベーション研究センター助教授、2007年同准教授、2012年教授を経て、2018年より現職。専門はイノベーションのマネジメント。

エニーはお互いがお互いの「遠い存在」であり、想像力の幅を広げる存在
私の好きな言葉に、“Be yourself, everyone else is already taken.” (自分自身になるんだ、他の誰もかれもすでに取られている)という言葉があります。アイルランド出身の詩人・作家・劇作家であるオスカー・ワイルドの言葉です。自分は自分らしくいることはできますが、他人以上に他人になることはできません。ベストプラクティスや成功法則、他人の在り方ではなく、自分の軸を基盤とした選択は、「違うこと」を中心とした戦略を持たせる第一歩となるはずです。そして、その戦略を通じて、「違うこと」が強みになり、社会全体の本当の意味での多様性を生み出す一助になるのではないでしょうか。・・・
Miyazawa Yuki / 宮澤 優輝
2001年生まれ。一橋大学 経営学 イノベーション専攻。any3期生。

どの世代も成長できるプロジェクトとしての可能性
私たちがビジョンのために取り組んでいることを持続的に行っていくためには、「これがやりたい!」とか「これをやろう!」といった本人達の「パーソナルビジョン」がないと歩き続けられないと考えます。anyは、それができる場所です。ベースになる力があって、かつ、自分でこれをやろう!という思いがあったら自分で歩き続けることができます。その思いとは何かを考えさせてくれる場所だと感じました。 正直、僕がこの次にやりたいことでもあったので、anyに参画しました。・・・
Sakamoto Satoshi / 坂本 聰
一橋大学卒業後、システム開発会社に就職。その後退職し、1999年考学舎を設立。国語の教え方を自身で考え、海外で学んだことも活かし生徒に合った方法で教えている。

パートナーシップで成長していく持続可能な教育モデルの創出へ
20代をエンパワーメントすることで、10代は社会人へのあこがれを増し、30代は頼れる存在として伴走し、40代以降のスキルと経験値が豊富な人材は彼らの型破りなアイディアを成功に導く楽しさに気づくかもしれません。そして社会問題ともいわれる、リタイア後のシニアの生きがい喪失に対しても、若者の成長を見守ったり、交流することが社会とのかかわりになり、生きがいに繋がると信じています。
社会全体で次世代の成長環境を整えることにより、次世代が成長し、その生産性が社会に還元され持続的に成長していくanyは「次世代のサステナブルな成長モデル」です。・・・
Itoi Tatsuya / 糸井 達哉
2018年一橋大学経済学部卒業後、独立行政法人都市再生機構に入構。2020年より株式会社OVER20&Company.に参画し、エグゼクティブメンターとして企業コンサルタントに従事。2022年、any事業を立ち上げ、共同代表に就任。

一企業として志の高さを感じる「プロジェクト・エニー」
anyは社会におけるそのマッチングの促進、ミスマッチの解消と早期離職の低減、士気の向上にも非常に大きく役に立てると感じます。また学生から見ても、こんなはずじゃなかったという、失望やギャップのような自己の失望を防ぐ役割も果たせます。 ・・・
Oda Satoshi / 織田 聡
鉄鋼メーカー、戦略コンサルティングファーム、IT企業等を経て2019年にSIIFに参画。インパクト投資やインパクト・マネジメントの現場から生まれる実践知を体系化し、新たな知識を創造することが目下の重要課題。ソーシャル・イノベーションにより日本を社会課題解決先進国にすることを志している。経営学修士(MBA)。