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2023年・2024年と2期連続でプロジェクト・エニーに個人で参画いただいているシルバー・パートナーの荒木 俊和氏に、PROJECT anyへの参画理由やエニー生へのメッセージを伺いました。

価値観を刷新するリカレント教育の機会としてエニーメイトに参画

――はじめに、荒木さんの活動について教えてください

私は、札幌に本拠地を、東京に支店を置く弁護士法人を経営しており、M&Aやファイナンス業務を中心とした企業法務を取り扱っています。弁護士としてのキャリアは約15年になります。

――エニーメイトとして、PROJECT anyに参画いただいた理由を教えてください

1つは、自らのリカレント教育として自らの価値観や考えを刷新するためにも、若い人の考え方・価値観を知る機会を大切にしたいと思い参画しました。私自身、中小企業経営者として、新しい人、特に若い世代と出会う機会は自ら動かないと得られない中で、良い機会だと考えています。
同時に、若い世代に還元することにも関心がありました。PROJECT anyはエニーメイトとして参画することで若い世代に教育機会を共創していると知り、経済的に困窮している人だけではなく、都心と地方では得られる機会が大きく異なる中で都心以外からでも自らを高められる機会を創出しているところに少しでも役に立てればと思い、参画を決めました。

迷いながらも、自らの意志で生き抜く力強さを感じさせるエニー生

――荒木さんには、これまで3名の大学生を支援いただき、4名のエニー生と交流いただいています。エニー生と交流する中で感じることはありますか

弁護士という専門職でこれまで歩んできた中で、他業種との付き合いは多くありますが、それとは異なる文脈で異業種・異分野の人と話す機会は少ない中で、成長意欲溢れる若い人とひざを突き合わせる機会は基調で良い経験になりました。
エニー生の特徴としては、それぞれ個性を持ち、将来について考えることへの意欲とmその中で、良い意味で迷いを感じます。これからどうしたらよいか、ポジティブに向き合い吸収しようとする意思を感じる人ばかりですね。
概して言うことは難しいですが、若い人を見ていると線が細くなっている印象があります。なにかあるとパワハラだとなったり、正直私のような上の世代からすると、扱いづらさを感じる場面も少なくありません。
一方で、エニー生は自らの意志と意図で生き抜く意欲を感じるので、その点でたくましさを感じています。

――ぜひエニー生にアドバイスをお願いします

大きな会社に入って終身雇用、というのは主流ではなくなってきていますが、一本芯が通るものがあれば良いと思います。収入や技術・スキルからできることを選ぶのもよいですが、自ら定性的な目標を立て、目標に向かって日々行動していただきたいです。

――荒木さんの定性的な目標とは

名を残す。自分にしかできないことをしたいと考えています。
私自身は北海道に住んでいおり、良いところも悪いところもわかってくる中で、経済的なところで貢献したいと考えています。

――PROJECT anyからの縁で、荒木さんが経営する弁護士法人ANSWERZのサマークラークにエニー生である小川さんが参加されたと伺いました。彼の印象はどうでしたか?

かなりユニークな方でしたね(笑)。
彼にはあまり勉強が得意ではなかったという意識があり、高校進学の際にカナダに行ったこと、その後の経験で大きく成長されていて、面白くも今につながる良い経験になっていると思います。
今は受験も前倒しになって良いとされる塾に入り、良いとされる小学校に入り、大学・企業に入るようなレールがあり、そこから落ちると自分はダメなんだと劣等感を持つ人が増えているようですが、それと逆を行くような逆境を跳ね返すように頑張っている彼のようなエピソードはどんどん語っていただき、広がってほしいなと思います。
一つのレールに乗っかることだけが人生じゃないこと、裏にある努力が報われる瞬間が人それぞれ違うことを感じさせられる方でした。

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PROJECT any53期生:小川海奎さん

東京藝大を目指し5浪。
その後、慶應義塾大学文学部から「飛び級」で一橋大学大学院法学研究科に進学

PROJECT anyが持つ新しい形の採用方式としての可能性~「自由恋愛」後の採用~

――PROJECT anyは採用サービスは行っておらず、エニーメイトとエニー生がフラットに出会う機会を創出しています。一方で、だからこそ真に求める人財とのフラットな出会いから採用につながるダイレクトリクルーティングの形(私たちは、「採用市場における自由恋愛と呼んでいます(笑))は多くなっていくだろうと考えています。そのような可能性についてはどのように感じられますか?

弁護士業界特有ではありますが、中小企業は新卒採用がそもそも難しく採用コストの問題からも、大企業のように社内でリクルート担当を創って採用するのは難しいです。そういう意味でPROJECT anyのプラットフォームを活用して、採用前からミートアップイベントなどで接点があり、付き合う中で双方な遠くの上で採用に繋がればありがたいです。
PROJECT anyは弁護士業界だけではなく、他業種・多職種について学ぶ機会もあるので、そのうえで自社を選んでもらえるとなるとミスマッチも減るので良いと思います。

企業ではなく、日本社会全体としての利益追求をするプラットフォームとしての期待

――今後のPROJECT anyに期待することはありますか?

今後の広がりに期待しています。
終身雇用が崩れて多様化する中で、単純に商売として行うリクルート事業ではなく、「人の成長」という観点から若い人にアクセスしているプラットフォームになっているのは非常に意味のある事業だと感じています。
企業であれば自社利益を最大化することが目指すところですが、公益ではないにしろ単純な一つの企業体だけの利益を追求しているわけではなく、日本全体としてのプラットフォーム機能を果たしていただけると非常に面白いなと思います。

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