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2023年・2024年と2期連続でプロジェクト・エニーに個人で参画し、2024年にゴールド・パートナーとなった永田 弘道氏に、PROJECT anyへの参画理由やエニー生へのメッセージを聞きました。

――はじめに、永田さんの活動について教えてください

35年間勤めた博報堂を59歳で卒業し、老舗・中小企業の顧問・コンサルティング業を志して活動しています。銀座で90年以上続く老舗の和菓子・レストランや京都にある74年の歴史を持つ漬物の製造卸の会社、ともに4代目社長へのコンサルティングなど、老舗企業の成長をお手伝いすることに面白さを感じ、現在5社のクライアントとご一緒させていただいています。


また、「Academy For Success(https://www.facebook.com/afs.seminar)」という、大学生向けに月に1度、広告業界の情報やマーケティング、面接の極意などに関するセミナーを開催しています。

――そのような活動をする中でPROJECT anyに参画いただいたのはなぜですか

ある日、糸井さん(PROJECT any事業責任者)から、
大学の後輩です、こういうプロジェクトを行っているので応援してください!
とメールが来たのでそれに応えたことがきっかけです。

――当時、私自身、とても図々しいメールを送っていたと感じていたのですが、それでも永田さんとご縁をいただけたことをとても感謝しています。ただ、私からの連絡を無視、あるいは応援しないという選択肢もあったと思いますが、どうしてご縁いただけたのでしょうか

若い大学の後輩が、世の中を変えたいと頑張っているのだから、それを無視するのではなく、まずは関心を持ち、その上で良いと思えば応援するということは自然にできました。PROJECT anyの個人共創パートナーを見ても、そういう方々が集まっているように思います。

――本当におっしゃる通り、実績も何もない中で皆さまとPROJECT anyを共創できていることは本当にありがたく心強い限りです。共創パートナーとしてPROJECT anyに参画後、実際にイベントでエニー生(PROJECT anyを活用する10代・20代)と交流いただきましたが、その中で感じることはありましたか

PROJECT anyには本当に意識が高い、世の中を変えられる・変えたい、自分にできることが何かあるのではないかと必死に模索する若者が多く集まっているので、彼らなら私達から何か大切なことを引き継げるのではないかと感じました。


日本には現在、2000兆円以上の個人の金融資産があり、その6割を60代以上の方が保有しており、銀行預金とタンス預金という形で眠り続けています。お金は使わなければ、腐らせるも同じで価値はどんどん下がっていきます。ご存じの通り、この2年で1ドル100円前後だったものが150円前後まで円安が進行しました。価値が3割以上目減りしているということです。つまり、銀行に仮に1000万の預金を預けた人は、世界経済の視点で言うと、700万程度になることを意味します。
 

こうなるくらいなら、お金を持っているおっさんたち、いや、じいさんばあさんたちは次の日本を担う若者に使えと、私は常々そう思っています。それだけではなく、やはり私くらいの世代は、お金と時間、それから自分がこれまで社会で積み上げてきたビジネスの経験とか知恵を、若者たちにトリクルダウンさせることがすごく大事だと考えています。
 

実際にPROJECT anyに参画すると、そこに集まるエニー生は私たちの知恵やお金、時間を引き継ぐに値する人たちだと確信しました。同時に、こうした若者がちゃんといるのだと安心したのを覚えています。


世間一般には「意識高い系」ともいわれるような彼らが、今の社会にどれくらいいるのか、その数を増やすことができるのかはまだ未知数ですが、下手すると、努力しない人が勝ちみたいに意識高い系が揶揄される時代なので、私たちが彼らを応援することで、彼らがより一層頑張っていけるのであれば、参画した甲斐があるというものです。

――PROJECT anyに期待することはありますか

私たちは長年ビジネスマンとして世の中の役に立ちたいと、世の中を変えたいと思ってビジネスをしてきました。そこで経験や知恵を積んできたので、何かを引き継ぐとしたら、それはやはりビジネスなのです。


PROJECT anyが一橋大学の先輩・後輩の流れで出来たということも決して偶然ではなかったと思います。ビジネス・実業で世の中を変えられるということを信じたいし、できると思うからこそ、エニー生に対しても単にいいことをしていますとか、頑張って勉強していますでとどまらず、ビジネスというアクション・行動をとり、自分たちの社会を変えていってほしい。そんな20代があふれる社会を作ってほしいなと思います。

――力強いメッセージをありがとうございます。最後に、エニー生にメッセージをお願いします。

長らくビジネス界では大企業でないと、世の中を動かす大きな仕事はできないとされていました。だから大企業に入ることで、世の中に対して大きなインパクトを残せる仕事ができると考えられてきましたが、インターネットの普及で個人が発信し、人を集め、お金を集めることができるようになり、個の想いや力で世の中を動かせるようになりました。かつては大企業に集まっていたヒト・モノ・カネ・情報を学生でも手に入れられる時代です。ぜひ皆さんも個として、社会や世界を動かす、そういう勉強と実際のアクションを頑張ってやってみませんか。若い方が体力も心の若さも私たちとは桁違いなので、めちゃくちゃ期待しています。

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