東京大学4年生の徳永宗太郎と申します。大学では環境やエネルギーについて扱う学科に所属していますが、来年度からは大学院で脳科学を専攻する予定です。個人的には、お金に頼らない生活スタイルを実現するプロジェクトに取り組んでおり、人々の「共助」を増やすことを目指しています。
研究について
放射性物質を用いた人体の可視化に関する研究をしています。具体的には、放射性物質を体内に入れ、それがその人のがん細胞だけにくっつくようにしているため、がん細胞の位置のみがわかるといった技術があるんですけれども、それを発展させていくような研究をしています。
ー所属されている研究室に興味を持った背景はありますか?
今の研究室は量子技術を扱っているのですが、そういうミクロな量子力学を扱った内容にとても僕は興味がありました。
ー今後の研究の計画はありますか?
来年から大学院で脳科学を専攻するのですが、そこでは鼠の海馬の中にある場所細胞について研究していく予定です。ちなみに海馬とは、記憶を司る部位のことで、その中に、今自分がいる場所と紐づいてる場所細胞っていうものがあります。
マインドフルネスに関するインターンシップについて
ーインターンシップを始めたきっかけはありますか?
メンタルヘルス系の事業が面白そうだなと思い、その会社が人のウェルビーイングを願う事業をやっていて、マインドフルネス自体はあんまり詳しく知らなかったんですけど入ってみることにしました。
ーインターンと研究とで相互に活かされたことはありますか?
インターンでは脳についてマクロな観点で捉え・活かす感じで、研究の方は、脳についてミクロに研究していて、両方を合わせて、脳に関して全体をカバーできるのかなみたいな感じですね。
ーちなみにご自身はマインドフルネスを取り入れていますか?
はい。朝に結構散歩をするのですが、その間公園のベンチとかに座って行いますね。日によって長さが違うんですけど、5分とかで終わる日もあれば、30分ぐらい行う日もあったりします。
ーマインドフルネスを取り入れて生じた変化はありますか?
余計なことに、自分の脳が反応しなくなったかなって思いますね。
ー何か他に1日の中で意識されているルーティンとかありますか。
デジタルデトックスを行ってますね。もう家入ったらスマホを切るってだけなのですが。LINEなどはパソコンで一応連絡できるようにしていて、他のSNSとかはあんまり見ないって感じですね。
ータスク管理はどのように行っていますか?
あんまり管理とかはしてなくて、やりたいときにやるとか、そのときにやるみたいな感じです。余計なタスクを作らないことを意識してますね。
お金に依存しない生活を生み出す活動について
まだ全然動き出した段階で、本当に気が合う仲間を探している段階です。社会の多くの人がいわゆる資本主義に対してある程度課題を持っていると思っていて、でも実際今の資本主義経済の枠組みに入れられてしまうと、特に大人はお金に頼らない暮らしにトライするのが難しいのかなと思っています。そのため、リスクが比較的少ない学生を中心に実際にお金に頼る量を例えば半分ぐらいにして、顔の見える関係での共助を基に生きる暮らしを実施し、多くの人にその姿を見せていきたいと思っています。
ーその活動を行いたいと思い始めたきっかけはありますか?
資本主義に対してある程度の課題感とかが一つの理由として挙げられます。また、実際に4年生になって就職活動を行っていた際に、自分がやりたい仕事が世の中にないと感じたんです...。ビジネスじゃないこと以外がなかなか今の世の中ではしづらいからだと思ったこともきっかけとしてあります。
エニーに関して
ーエニーに入ることを決めた理由はなんですか?
世の中には、起業家のコミュニティのようなものが多くあると思います。でもエニーには、ビジネスに縛られてない人が結構集まっている。本当に多種多様な方が集まっているというのがいいなと思いました。やはり、ビジネスに執着してないってところが決め手になったと思います。
ー実際にエニーに入ってみて、どのように感じていらっしゃいますか?
まず一つは様々なプログラムを無償で提供している事業形態がすごいと思っています。また所属する皆さんが本当に他の人に対するリスペクトがあるところも魅力に感じています。
ーエニーでやってみたい企画はありますか?
一回行ったことがあるのですが、瞑想会をやりたいです。以前はオンラインで行ったのですが、またやりたいなと思っています。
最後に背景に青色を選ばれた理由を教えてください
自分はどっちかっていうと落ち着きがあるタイプの性格かなと思っていて、また深みみたいなものもある方なのかなと思ってて、そういう意味で青色を選びました。
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